A-24・鑑定相談
- かつて日本の住居は台所等の水廻りは独立しているのが通常形態でした。
水廻りは居室とは切り離して、台所は土間で風呂や便所は別棟でした。
- これは当然の間取りで上下水のインフラが整備されていませんので
水廻りは不浄のカテゴリーになります。台所は火を使い水を使い煙も出て
多量の生ゴミや排水も発生する。となると居室と切り離すのは当然の事です。
- しかし、考えてみますと現代の住居でも台所の用い方は同じです。
火を使い水を使い、勿論煙や生ゴミや汚水も発生します。
- 違うのは煙は換気扇、給水は上水道、排水は下水道とインフラが整備され
たという事です。
- 戦後、1955年に日本住宅公団(現在のUR都市再生機構)が設立され
ニュータウン計画を基に全国に2DKの公団住宅が建設されました。
- 戦後の貧しい住宅事情の中から生まれた公団住宅は庶民の憧れの
文化的生活でした。
- 一億総プチブルと言われた時代の幕開けです。
- しかし、この2DK間取りはその後世界からは、うさぎ小屋と揶揄されました。
- ダイニングキッチンと風呂便所を備え6帖と4.5帖の和室という構成です。
- その時代から現代まで大幅に住宅は改善して今は殆ど台所は独立しています。
賃貸アパート等は今でもこの2DKスタイルは見かけます。
- 台所は現代でも不浄に変わりはありません。 火気使用室であり、
生ゴミ煙、汚水は発生します。 ダイニングキッチン形式は家相学でも凶です。
- 現在は賃貸アパートとの事ですが、新築の際はぜひ独立キッチンとして下さい。
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