気の流れ
- 家相 風水では気の流れが重要です。
- 建築学でも居室については、床面積の1/20以上の換気開口面積をとる事が定められています。これは最低限の生活環境を守るための基準です。
- 風水とは、その起源から気の流れを重視していてまさに古の建築基準法だと言えるでしょう。
◆ 気の種類
- 風水の「気」とは、この混沌の世界をノモスとして現出させるエナジーの事を指します。
- 家相 風水では気の流れの重要性を説いていますが、気と言っても様々です。良い気もあれば悪い気もある。
- 家相の基本は良い気は取り入れ、悪い気は防ぐという事です。
- 陰陽五行説によれば、世界は陰と陽から構成されていて全てのものは陰と陽にカテゴライズされます。
- この「陰」と「陽」のバランスが崩れれば世界は崩壊へと向かいます。
家相 風水はこのバランスをいかに充実させるかを追求した学問です。
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◆ 有機体と無機体
- 物質は有機体と無機体に分かれますが、さて人間はどちらでしょう。
- 人間の体は70%の水やその他の無機物で構成されていて、有機物は20%です。であれば人間は無機体に近い存在でしょうか。
- そういう短絡的な事にはなりません。
大半を無機物で構成していますが常に活性化を続ける生成する有機体といえます。
- 無機物を陰、有機物を陽とすれば人間は自らそのバランスをとりながら生成する存在です。
◆ 気の働き
- 物質はは有機体と無機体にカテゴライズされると言いましたが、
さて「気」はどちらに属するでしょう。
- どちらにも属しません。
物質は有機体と無機体に分かれますが、その上のヒエラルキーになれば、世界は物質と空間にカテゴライズされます。
- このヒエラルキーでは、物質が「陰」で空間は「陽」です。
- だとすれば家相 風水で説く「気」はどちらに属するでしょうか。
- 答えはどちらにも属します。
家相学でいう「気」は、物理学で定義される「空気」ではありません。
- 依って物質の中でも、例えば水の中でも木の中でも「気」は流れます。更に言えば人間の身体の中でも「気」は絶えず流れています。
- この「気」をバランスさせコントロールすれば、生成がより良く活性化していきます。
◆ 家屋の気の流れ
- 基本的には悪い気は防ぎ良い気は取り入れるという事ですが、では家屋にとっての悪い気をどう防ぐか。
- それには用途別の各々の部屋を吉方位に配してドアや窓の位置も吉方位に配すという事になります。
- 特に玄関の配置と玄関ドアの配置は重要です。
- 玄関の吉方位は「南東」が最良ですが、玄関ドアは「南東」の「四隅線」に
抵触しないように配さなければなりません。 - 玄関スペースも他の部屋に応じた広さに計画しないと、ただやたらに広ければいいと言うものではありません。「家相とは」のページに記述した「五虚五実」に照らして
バランスよく計画する事が大切です。
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