吉相色の選定
- 建築設計を行う上ではカラーコーディネートは欠かせない仕事です。
これは学問的に極める事はもちろんですが、蓄積された設計の経験も重要となります。
- 家相・風水においては各方位や用途によって相性のいい色と
そうでない色とがあります。
適色を配して凶意を減じて吉相を上げる事が肝要ですが、
これは家相の吉凶を補完する程度の要素です。
- 色だけで家相の凶相を吉相に転じる事は出来ません。
- しかし、世界は洪水のように色で溢れ、人間にとは密接に関わり、精神面にも少なからず影響を及ぼします。
- 「色」は建築設計の重要な要素であるカラーコーディネートを行う上で
家相・風水も取り入れ、吉相を上昇させる事が肝要です。
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色とは何か
- では、まず「色」とはどういうものか、を見ていきましょう。
無彩色と有彩色
- 色は無彩色と有彩色にカテゴライズされます。
- 無彩色
白、黒、灰色、等のモノトーンの色を指します。
- 有彩色
色の属性の三要素「色相」、「明度」、「彩度」
で構成される全ての色を指します。
- 無彩色
色の三原色
- 「赤」「緑」「青」この三つを色の三原色といいます。
この三原色を混ぜあわせると様々な色が生成され「白」は
この三原色のどの色が欠けても生成できません。
- 青色発光ダイオードを開発しノーベル物理学賞を受賞した、
赤崎勇「名城大教授(85)」天野浩「名古屋大教授(54)」
中村修二「米カリフォルニア大サンタバーバラ校教授(60)」
が何故スゴイかといえば、これによって全ての光が
発光ダイオードで再現できるようになったからです。
- 白色光が再現できるようになり、これでLEDは飛躍的に用途が拡大しました。
クリスマスのイルミネーションや商店街の照明、御家庭の蛍光灯などの
白色照明はLEDに変わってきています。
色の三大要素
- 建築設計では内装や外装のカーラーコーディネイトをする際に
色の三属性「色相」、「明度」、「彩度」を精査して配色していきます。
- この基本を熟知して配色しなければ纏まりのない落ち着かない建築と
なりますので重要な要素です。
色相 「補色」の選定
- 赤、黄、緑、青、紫、等の色合いの違いの事を色相といいます。
この色相の連環を円状に配列して表示したものが色相環です。
- 色相環では、どれでも任意の色と対面する反対側の色とは補色の関係にあります。
これは互いの色を引き立て合う相性のいい関係です。
カラーコーディネートでは重要な要素となります。
明度
- 「明るい」「暗い」等、明るさの度合いを明度といいます。
彩度
- 色の鮮やかさの度合いを彩度といいます。
そして彩度の最も高い色を「純色」といいます。
家相八方位・色の吉凶
- 方位を八分割して各々の色の吉凶を分類します。
- 各方位に用いる色は、その方位の自色と、その方位の相生星と相剋星の方位色とを組合せて選定します。
相剋星の方位色は凶相色となりますが、方位の自色や
相生星の方位色が必ず吉相色とは限りません。
方位によっては負の象意を強調する事になりますので注意が必要です。